学ぶとは、マネることである。

【Twitterを使った英語学習法】第3回 Opinion記事が秀逸な米・政治専門紙『The Hill』

      2020/02/01

TwitterのThe Hill(@thehill)のアカウントは、アメリカの政治専門紙のアカウントです。

政治・政策・金融や世界経済を含むビジネスニュースや国際問題を中心に取り上げられており、内容はかなりの読み応えのあるアカウントです。

●米・政治専門紙『The Hill』のサイト
https://thehill.com/

国際関係を重視するなら読みこなし考えられるレベルを目標とすべきアカウント

The Hillの紙面は設立こそ1994年とやや歴史が浅く、発行部数もやや少ないタブロイド紙ですが、英語学習という観点から見ると取り組むべきアカウントと言えます。

内容は防衛問題や環境問題、エネルギー問題といった一つの国の問題にとどまらないテーマから科学技術の問題まで取り上げられており、いわゆる「カタい」ニュース記事としては完成度の高いものと言えます。

しかし、The Hillを英語学習の観点から見た場合、それぞれのニュース記事よりも重視していただきたい記事カテゴリは政治家などのコラムニストから寄稿されたOpinionの部分です。

こちらはThe Hillの記者が書いた記事ではなく、各分野で活躍する当事者の生の文章が収録されているカテゴリです。各寄稿者の立場から書かれた意見がそのまま掲載されており、ニュース記事に比較すると文章量もかなり多くなっています。また、それぞれの立場や考え方から書かれた記事ですからやや主観的かなと感じられるものも含まれています。

まず単純な英語学習という面から見ると、これ位の長さの長文を読みこなすことができるのであれば、おおむね英字新聞を読みこなすレベルに達したと自信をもって良い分量です。(ただし上記の性質上、使用されている語彙のレベルはそれぞれの記事でややバラつきがあります)

次に内容の面に関しては各寄稿者の立場が前面に出ていると思われるという意味で先ほど主観的とお話ししましたが、これは特に政治や国際問題というテーマでは仕方のないことであると思われます。

正解を見つけにくい分野ですし、数学の公式などと違い絶対にどんな状況でも通用するというものがありませんから、日本語の新聞を読むときと同じようにこれは読み手側が考えていかなければいけないことであると考えます。

読み応えのある長さ・難易度の英文を読みながら客観的に考えるための訓練と思って取り組むと良いアカウント・ウェブサイトでしょう。なお、The Hillのサイトに収録されている記事は大部分を無料で読むことが可能です。

「英文を考えながら読み、自分の考えをまとめる」練習に適している

かなり失礼な言い方ですが「英語はできても、英語ができるだけ」という人はかなりたくさんいらっしゃいます。

正直なところ、ビジネスの現場で求められているものは英語自体ができるかできないかという問題よりも、自分の頭で物事を考え、新しい仕組みや商品を作ったり交渉したりしていける能力の方が優先されます。英語それ自体はツールでしかなく、最悪の場合は通訳を頼めばよいのではないかという場面もあります。

そのため、英語学習者の方には英語だけの勉強にとどまらず、英語を使って物事を考え、自分の考えを述べられるかという観点からも学習を考えていただきたいと思います。

そういったトレーニングには「様々な立場の考え方に触れ、その中で自分の考えを固めていく、それも英語で」という作業を欠かすことはできません。

The Hill自体はややマイナーな雑誌かもしれませんしタブロイド紙ですから本格的な英字新聞とは言えない面もあるのかもしれませんが、その訓練には適していると考えます。

まとめ

  • The Hillは、国際問題や環境問題など、いわゆる「カタい」テーマを中心に取り扱うアカウントです。
  • ニュース記事よりも、Opinion記事に注目していただきたいアカウントです。
  • Opinionでは各分野で実際に活躍している人が寄稿しているため、その立場が前面に出ているが英語を使った思考トレーニングに適している。

 - さかえの実践英語予備校