学ぶとは、マネることである。

【レビュー】絵で見てパッと言う英会話トレーニング 基礎編:一人称視点のイラストを見ながら疑似的な英会話のトレーニングができる学習書

      2019/08/27

実際の会話を想定したイラストを見ながら、英会話のトレーニングができる本です。日英バイリンガルの著者、Nobu Yamada氏が紹介する実用性の高い会話表現が学べるのも魅力です。

絵で見てパッと言う英会話トレーニング 基礎編 (語学書 単品)

書籍でも実際の会話に近いトレーニングができる!

書籍だけで英会話の練習をするのは限界があると感じることはありませんか?英会話本の学習方法は、掲載されている会話文を黙読か音読(あるいはシャドーイング)をして学ぶ、というのが一般的です。

このような方法で高い英語力を身につけた方も多くいらっしゃいますが、黙読や音読のような文字の情報だけで覚えることが苦手で、学習が続かなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

『絵で見てパッと言う英会話トレーニング 基礎編』はリアルな会話の場面を想定した一人称視点のイラストを見て、英会話のトレーニングを行う本です。この方法なら書籍であっても、実際の会話に近い状況をイメージしながら英会話表現を習得できるので、文章の黙読や音読のみの学習ではなかなか覚えられないという方でも取り組みやすいでしょう。

あいさつから日本の案内まで、豊富なトピックで学ぼう

セクションは「自己紹介・質問」「日常のあいさつ」「あいづち」「お礼」などのトピックごとに分かれています。ちょっとした会話から、海外の友人を日本に迎えて一緒に過ごすところまで幅広く想定しているので、翻訳アプリなどに頼ることなく、自分の言葉でなんとか対応できる英会話力は身に付くのではないでしょうか。

右ページにイラストと日本語、その裏のページに英語と解説が書かれています。絵を見て会話の場面を想像しながら、自分だったらどう言うかじっくり考えて答えてみてください。ひとつひとつの表現に解説が付いていますので、しっかり目を通しておけば応用力もつきます。

絵で実際の会話シーンを想像しながら問いかけや応答を考える(※実際は左の画像が見開き右ページ)
Nobu Yamada『絵で見てパッと言う英会話トレーニング 基礎編』

簡単なことが言えなくてもあきらめないでトレーニングを!

使われている英語はやさしめです。どのようなレベルの方でも楽しく学習を進めることができる内容といえます。中学卒業程度の英語力があればつまずくことはないでしょう。

ただ、英会話を学び始めたばかりの方は、ごく簡単な会話表現でも最初はすぐには出てこないというがあるかもしれません。そこであきらめずにトレーニングを重ねることがポイントです。すぐに答えられない表現に出会ってもひとつひとつ覚えていけば、とっさの会話に困らない英会話力が身につきます。

心で英語を話せるようになる

イラストがあることで、記憶が定着しやすいだけでなく、不思議と気持ちが動くのが面白いです。

「誰かが困っていたらどう声をかけたらいいだろうか」「相手を傷つけずに誘いを断るにはなんと言えばいいだろうか」など、普段日本語で会話するときと同じように心を使って英語を話す習慣ができます。英会話教室に通うのに近い、実感をともなったトレーニングができるのが本書で学ぶ大きなメリットといえるでしょう。

同シリーズで『海外旅行編』もありますので、海外旅行の予定のある方は併せて学習されてはいかがでしょうか。

絵で見てパッと言う英会話トレーニング 海外旅行編 (語学書 単品)

まとめ

  • イラストを見て実際の会話を想像しながら英語で話すトレーニングができる。
  • 基本的な日常会話表現を幅広く身につけることができる。
  • イラストがあることで、心で英語を話す習慣が身につく。
●編集長からひとこと
通常の英会話本と異なり、イラストを使って実際の会話シーンをイメージして話しかけ方や応答をトレーニングするという、なかなか画期的な英会話本です。確かに、これなら対人練習の代わりになりそうですね。従来の英会話本はリスニング練習用に、本書は対人トレーニング(英会話スクールやオンライン英会話)の代替として、と使い分けても良いと思います。
尾形こま
早稲田大学第二文学部卒。英語が得意なフリーライター。旅行、グルメ、商品紹介など、多様なジャンルの記事執筆を請け負っている。読みやすい日本語文を作成する技量をもつ実力派。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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