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【Twitterを使った英語学習法】第1回 総論

      2019/11/12

リーディング力を身に付けるためには多読が必要だと言われます。しかし、特に英会話教室や英語教室に通っていない人や、基礎的な勉強を終えたばかりで何をしたらいいか分からない人にとっては何をどうすれば良いか分からないことがあります。

多読をすすめる本を買ってみても、絵本からステップアップなどで(これが悪いこととは言いませんが…)、ビジネス英語を身に付けたい人にはちょっと…というアドバイスが書かれていることもあります。

「ビジネス英語を身に付けるために」多読をしたい人向けの学習法の一例として、私が行ったTwitterを使った勉強方法をご紹介します。なお、Facebookなど他のSNSでも同じように学習することは可能です。

Twitterを使った英語多読のやり方

TwitterでTime、Newsweekなどと入力して検索すると、これら英字紙のアカウントがヒットしますので、興味のあるアカウントをフォローします。

Twitterにはリスト機能というものがあり、自分のフォローしているアカウントや気になるアカウントをカテゴリ分けすることができますから、「英語学習用」「英字記事」などのリストを作ってそこにこれらのアカウントを放り込んでいきます。リストを選択して表示すれば、画面にはそのカテゴリのツイートだけが表示されます。

なお、参考までに私のTwitterの英語学習用アカウントは以下の画像のようになっています。

これらの英字紙のアカウントがツイートする場合、記事のリンクが必ず貼られていますから、ツイートの中から気になる記事、興味のある記事を見つけ、リンクに飛ぶことで記事を読むことができます。

ここで、オンラインで読むだけで終わりにせず、コピー&ペーストで記事をワードなどに貼り付け、プリントアウトしてファイリングすれば英語記事集が出来上がります。必要に応じて辞書を引き書き込みをして、いわば自分だけの多読学習帳にしていくわけです。

Twitterを使った英語多読のメリット

この学習方法は私が以前実際に行った勉強法で、今も継続しているものですが、以下のようなメリットがあると考えます。

1. 自分のできる範囲で興味のある記事を読むことができる

ビジネス英語の多読となると王道は英字新聞の定期購読ですが、これから本格的に多読をはじめようという方は落ち着いて考えてみてください。

仕事や学業が忙しい中で英字新聞や英字雑誌を定期購読したとしても、無駄なく全部読むことができますか?収録されている記事の7~8割は読む時間がないか、最初から興味がなくて読まない記事ではないですか?

Twitterを利用して英語を多読することで、「自分が読むことができる量の」「自分が興味のある」記事だけを読むことができます。

2. テーマリーディングをやりやすい

テーマリーディングとは「ある特定の問題や話題の様々な見方からの記事を一定期間追いかける」ことを言います。

同じトピックについて読み続けることでその分野で使われる専門用語なども対応できるようになる他、異なる立場からの物の見方に触れることでビジネスには不可欠な客観的な考え方を身に付けられるという効果もあります。

ある雑誌や新聞に決めて定期購読をしてしまうと、特に英語の場合は学習者にとって1つの新聞を読み続けるだけでもかなり大きな労力を払うことになりますからテーマリーディングはしにくくなってしまいます。

Twitterを利用していれば、たとえばハッシュタグの検索やウェブ検索を併用すれば同じテーマの記事は見つかりやすいですからテーマリーディングがやりやすくなります。

3. 難易度の違う文章を検索することが簡単

英語学習ではいつも難しい文章ばかり読んでいればいいというわけではありません。たまには息抜きのつもりでレベルを落とした文章を読むことで自分のレベルの向上を確認することもできますし、これが意外な精神安定剤になります。また、口語はこのレベルで良いのかと思うような発見もあります。

The Economistの扱ったテーマをJapan Timesで検索してみるなど、難易度の違う文章の検索も容易です。

4. お金を無駄にしにくい

定期購読ですと月に数千円、年間になるとそれなりのお金がかかります。しかも1.でもお話ししたように必ずしも紙面の記事が全て自分の読みたい記事であるとは限りませんし、時間の制約で読めない場合もあります。

Twitterを利用すると、自分が必要な時に必要なだけの記事を読むことができますし、かかるお金も定期購読に比べれば少ないので、無駄になる可能性がグンと減ります。

英字紙によっては記事全文を読むために登録と利用料を払う必要があるものもありますが、その料金体系は多くの場合「1週間いくらで週3記事まで購読可能」のようになっています。

週3記事程度ならこの原稿を執筆している2019春時点において週数百円程度です。

※なお、The Economistは例外で定期購読のみです。オンライン版だけ、紙の雑誌は購読しないのであれば12週間6,480円で全記事読み放題となっています。

Twitterを使った英語多読のデメリット

Twitterの英字紙のアカウントをフォローして多読を行う場合、学習書で勉強をするのに比較して以下のようなデメリットがあります。

1. 和訳がない

当たり前のことですが、英字紙の記事は英語学習向けに作られているものではありませんから和訳などはありません。

ウェブ翻訳機能などを使ったところで、まともな翻訳は現状返ってきません。

2. 重要語句は自分でピックアップする必要がある

1.と同じように重要単語集などというものも基本ありません。分からない語句は自分で辞書を引くなどして調べながら読んでいく必要があります。

この勉強法を行う前に身に付けておくべき実力

以上のデメリットを考えると、それなりの英語力がないとこの学習法を行っても労力ばかりかかってあまり効果が得られないということになりかねません。そのため、この勉強法を行う前に、学習書で十分な基礎力を身に付けておく必要があります。

興味のある記事を一つ二つ読んでみて、記事の内容を一読して40~50%程度理解できるレベルであれば十分だと思います。継続しているうちに実力はついてきますので。

学習書の例で言うと、Z会の速読速聴・英単語シリーズのCoreはマスター、Opinionはスラスラ読んで文意も理解できる、さらにBusinessも7~8割マスターであれば問題ないでしょう。

『速読速聴・英単語 Business 1200』が7~8割理解できるレベルでOK
速読速聴・英単語 Business 1200

以前の英字紙をご紹介する記事でもお話ししたかと思いますが、おおむねこの辺りが本格的に英字紙を購読すべきラインで、Twitterを利用して英字紙を読んでいく場合も同様です。

まとめ

  • Twitterを使って英字紙のアカウントをフォローすることでテーマリーディングがしやすくなるなどのメリットがある。
  • 必要な記事だけ読めばいいので時間やお金を無駄にしにくい。
  • ある程度の実力を身に付けてからでないと挫折しやすい。
  • 一読して記事の理解度が40%~50%にも満たないのであれば学習書で基礎固めを優先。
●編集長からひとこと
「Z会の速読速聴・英単語シリーズのCoreはマスター」というレベルは、試験で言えば最難関大の英語の問題で高得点を取れるレベルで決して易しくはないのですが、仕事で英語を使う社会人であれば当然のようにクリアしていなければいけないレベルです。大学受験レベルで英語力が止まっている社会人は、速読速聴のCoreあたりから英語の勉強をやり直してみてください!

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