学ぶとは、マネることである。

【塾講師の裏話】第4回 英語学習、伸びやすい人・伸びにくい人の違いとは?

      2019/05/27

英語学習に向いているタイプというのはいるのか?

塾で中学生の指導をしていると、時々、「この子伸びそうだな」という感触を持つ生徒に出会います。はじめは基礎ができていなかったり、覚えている単語も少なかったりするけれど、いつのまにかぐんぐん伸びていくという子はいるものです。

また、私が英語教室で出会った人たちでも、同じクラスにいるのにみるみる上達していく人と、あまり変わらない、という人がいるのに気づきました。では、どんな人が“伸びる”のか、これまでの経験から考えてみました。

伸びやすいタイプはこんな人

まずあげられるのは、こんな人たちです。

  • 明確な目標がある
  • まめなタイプ
  • 素直な性格

(このへんは当たり前、でしょう。英語学習に限らず、何かをしっかり身につけようと思えば、“反復と継続”が不可欠です。上記のような人はそれが可能ですね。アドバイスに従ってこつこつ勉強できる人です。)

そのほかとしては、

  • 好奇心が強い

とにかく新しいことを覚えたい・知りたいという気持ちが強いので、調べたり、やってみたりすることに迷いがない。新しい学習アプリなどもすぐに取り入れる。新しい単語や文法事項を覚えることに、楽しみを見つけ出すのが上手。

  • 「言葉」に興味がある

主語、述語、名詞、動詞などの概念を理解できている。語源など、言葉に関わる周辺情報にも興味を持つ。そもそも語彙が多い。
(中学生でも、国語力のある生徒さんは英語も得意なことが多く、苦手な場合でも学び直すと飲みこみが速いです。)

  • 人と接するのが好き、コミュニケーション力がある

海外の人とも仲良くなりたい!という気持ちが原動力になって勉強を頑張れる。言葉以外の手段(ボディランゲージなど)も駆使して話そうとするので、英語のスキルが高くなくても、それを補いつつ、より多く場数を踏むことができる。

  • オタク系

上記の「コミュニケーション力がある」人と真逆のようだが、実はポテンシャルが高い。好きなことにはすごい集中力を発揮するので、一度英語学習にハマるとどんどん上達する。自分の趣味に関わるものなら、多少難しくても洋書や英語の動画などにトライするパワーがある。

…いかがでしょうか。では反対に、英語学習で伸びにくい人というのはどんな感じなのでしょう。

伸びにくいタイプはこんな人

  • 明確な目標がない

ただ漠然と、「英語できたらかっこいいのになぁ…あーあ、朝起きたらペラペラになってないかなぁ」と夢想している。

  • 面倒くさがり屋&飽きっぽい

単語をコツコツ覚えるなんて面倒!参考書を見るのもイヤ。勉強なんて、3日も続けば奇跡的。
(親に言われて、しぶしぶ塾に来るタイプに多いですね。)

  • 語彙が少ない

たとえ日本語であっても「言葉」に興味がない。
ここ最近、「やばい」「ウケる」「意味わかんない」くらいしか言葉を発しない中学生が増えてきました…。当然、「主語」も「動詞」も知りません…。教えるのに大変苦労します…。)

  • ええかっこしいタイプ

プライドが高く、間違いを過度に気にしがち。フレーズを完璧に言おうとするあまり、沈黙してしまう。何かアドバイスされても素直に聞けず、知ったかぶりをしてしまうことも。

  • 対人恐怖症タイプ

コミュニケーションに苦手意識があり、人の目を見るのも、話しかけるのも怖い。
(このタイプはとくに会話で苦労しそうです。でも、読み書きのほうならなんとかなるかも?…SNSなどをきっかけにすれば、うまくいくのではないでしょうか。)

以上、あなたに当てはまる部分はあったでしょうか。プラス要素・マイナス要素、自分の性格やふだんの行動をちょっと意識するだけでも、何か変化が生まれるかもしれません。

いろいろ書きましたが、「英語、勉強してみようかな?」と思っただけでもポジティブなこと。もし三日坊主で終わっても、それでもいいじゃありませんか。また始めればいいだけのことですから。どんな勉強も、最初の一歩は「興味を持つこと」です。その一歩を、大切にしてみてください。

●編集長からひとこと
中学生や高校生の段階であれば、「高校・大学に合格する」というくらいの目標でもよいのかな、と思います。しかしこのようなタイプの場合、大学に合格したとたん英語を勉強しなくなりがちなので(私自身がそうでしたから(笑))、大学入学後は新しい目標に切り替える必要があります。逆に、中高生でも洋書、洋楽、洋画が好きで英語を勉強したくなったタイプは、大学受験でも非常に強く、大学生・社会人になってもさらに英語力を上げられるケースが多いようです。

 - 塾講師Kanaの裏話