学ぶとは、マネることである。

【塾講師の裏話】第2回 現役塾講師が教える、いい英語塾・スクールの選び方

      2019/04/18

塾やスクールに行くなら…

スクール通いを検討する人は、ネットでスクールの情報や口コミを調べることもあるでしょう。ですが、ネット上の評判は玉石混交。必ずしも当てにはなりません。

幸いほとんどのところで見学や体験レッスンを無料で受け付けていますので、それを積極的に利用してみることをおすすめします(体験レッスン有料のところもあるので必ず確認を)。ちなみに、体験レッスンの内容以外にもチェックできるポイントがありますので、ご紹介しましょう。

チラシや広告を見るポイント

新聞の折り込みチラシ、タウン誌などの広告が多いところは、人気がありそうだなと思うかもしれません。

でも、あまりに頻度が多い場合は、要注意。人気のある塾・スクールは、口コミで生徒が集まるので、やたらに広告をする必要がないのです。チラシや広告に過大にお金をつぎ込んでいるなら、必然的にそのぶん授業料が割高になるか、講師の給与など経費を削っている可能性も。

また、費用をきちんと明記しているかも見てください。一般的に、授業料だけでなく、入会金・教材費などが別途必要になる場合が多いので、トータルでいくらなのかを確かめましょう。

室内が整理整頓されて、こぎれいであるか。

スクール内には、書籍や教材、資料がたくさんあります。そうしたものがきちんと整理・整頓され、ていねいに扱われているかを見ましょう。

室内が雑然としていたり、教材が無造作に放置されたりしているようでは、紛失や破損につながります。そういったところが雑な塾・スクールは、全般的に管理が行き届かない傾向があります。結果として、レッスンの変更を連絡していたのに講師に伝わっていないとか、頼んだはずの教材が届かないとか、トラブルの元になりがちです。

責任者の人柄も見ておく

見学や体験レッスンを申し込むと、スタッフだけでなく、教室長が面談してくれることがあります。教室長は、事務全般、講師の管理から営業活動など幅広く担っています。

万一、トラブルがあった際に対応してくれる人でもありますから、信頼のおけそうなタイプかを見ましょう。レッスンの変更、講師の交代、途中解約の場合の手続きなど、十分理解できるまで質問してみてください。

優秀な教室長のいるスクールは、スタッフへの管理・指導が行き届きます。職員間のコミュニケーションもよく、スクール内の雰囲気も和やか。その結果、働きやすい環境になり、講師の定着率もよくなります。

なお、入会をしつこく勧誘するところはおすすめできません。困ったときは「ほかも検討してから」ときっぱり断りましょう。

講師の様子はどうか

働いている講師たちの様子も、さりげなくチェックしてみてください。講師は時間決めで担当していることが多いので、顔ぶれはそのときによって違うでしょう。

でも、生徒に誠実に対応しているか、余裕がなさそうにピリピリしているかなど、いろいろ気づくことがあるはずです。耳をすませば、ブースの奥の指導の様子が聞こえてくるかもしれません。

どの塾・スクールでも「優秀な講師をそろえています」とうたっていますが、講師募集の条件、研修の制度などは、実はまちまちです。授業マニュアルやDVDを渡されて「読んどいてね」「見といてね」で終わる塾や、「教え方はまかせるよ」という放任型の塾もあると聞きます。

いっぽうできちんとしたところは、講師のスキルアップのために定期的な研修を行っています。英検の上級合格者やTOEICハイスコアの講師に、手当や受験料の補助を出すというところも。優秀な講師がどちらに集まるかは…言うまでもないですね。

そして、体験レッスンを申し込む時は、入校した場合に担当可能な講師で、と頼んでみましょう。体験レッスンだけベテランを担当させ、実際に入ってみたら担当は違う人だった、というケースもあるそうですから…。「体験のときのあの先生がいい」と言ったら「割増料金です」ではガッカリですよね。

いかがでしょうか。塾・スクール選びをする際には、以上のようなポイントも注目してみてください。参考になれば幸いです。

初心者に教えたい塾講師の裏話

Kana
お茶の水女子大学卒。英検1級、TOEIC910を保有。現在、民間の中学生向け個別指導塾で英語講師として勤務している。確かな英語知識と学習経験に裏打ちされた、分かりやすく丁寧なレビュー記事・コラムが好評。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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