学ぶとは、マネることである。

【レビュー】英語対訳で読む動物図鑑:身近な動物から少し珍しい動物まで多数の動物の生活習慣をテーマにした多読向け素材

      2019/01/10

動物好きはもちろん、それほどでもない(?)という人でもじゅうぶん楽しめる、多読にぴったりの読み物です。対訳式なので、英文読解が苦手な方でもサクサク読んでいけます。

生態の不思議を話したくなる! 英語対訳で読む動物図鑑 (じっぴコンパクト新書)

90種近い動物の雑学を英語で読む

「じっぴコンパクト新書」(実業之日本社)は、生活に役立つうんちくやタイムリーな話題をラインアップした新書シリーズで、英語対訳つきのタイトルも多数刊行されています。

『英語対訳で読む動物図鑑』は、動物の生態・分類・特徴などを扱った親しみやすい内容です。犬・ネコ・ネズミなど身近なものから、パンダやクマ、またヌートリアやアルマジロなどちょっと珍しいものまで、90種近い動物について取り上げています。

対訳式だからどんどん読める

見開き左ページに英文、右ページには動物のイラストと日本語訳という「英日対訳レイアウト」となっています。英文ページには、ポイントとなる単語の下に日本語の意味を付記してあるため、辞書を引かないでどんどん読み進めることができます。

重要単語の下に日本語の意味を記述することで辞書なしで読めるようにした英文
飯野 宏『英語対訳で読む動物図鑑』

単語については、実は結構難しい単語が多く出てきます。とくに冒頭2項目は生物の分類に関わる概要を扱っていますので、英検1級試験の長文問題でお目にかかりそうな単語もちらほら…。しかしそういった単語にはすべて意味が書いてあるので、内容をつかむぶんには心配はいりません(ただし「何と発音するのだろう?」というのはご自身で調べるよりほかありませんが)。

語彙が易しい本に見えるが、英検1級水準の学術系単語も使われている
飯野 宏『英語対訳で読む動物図鑑』

なお各センテンスには番号がついており、右側の日本語訳にも対応していますので、どの部分がどういう訳になるのか、簡単にわかります。非常に親切で、読みやすいつくりです。

ビギナーから中・上級者まで幅広く楽しめる

本文の内容は、中学校で習う基礎英文法が身についていれば、無理なく読めるでしょう。単語の意味を調べなくてよいので、英文のつくりを読みとることだけに集中できます。その結果、スピーディに読み進むことができ、コロケーション(語の適切なつながり・組み合わせ)も自然と学ぶことができます。

何より、内容が面白く、読んでいて楽しいので、読み進めるのが苦になりません。「ねえねえ、これ知っている?」と他人に自慢したくなるような雑学知識がいっぱいで、飽きずに読み進められます。多読トレーニングをしたい人には、とてもよい素材となるでしょう。新書なので、コンパクトでかさばらないのもよいですね。英語学習ビギナーやお子さんから、中・上級者まで幅広く楽しめる、おすすめの一冊です。

まとめ

  • 対訳式で気軽に読める、動物に関する読み物です。
  • 難しい単語には日本語訳が付記されており、ストレスなく読めます。
  • 多読用教材にもぴったり。楽しみながら英語を学べます。

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