学ぶとは、マネることである。

【レビュー】英語対訳で読む現代ニュース:最新の時事テーマを対訳で解説した英字新聞入門者向けの学習本

   

現代ニュースを日英併記で分かりやすく解説した1冊です。「民泊」や「ビットコイン」など、最新の時事テーマ93個に絞り、対訳とルビをつけることで初心者にも読みやすい素材となっています。

英語対訳で読む 現代ニュース (じっぴコンパクト新書)

英字新聞を読む前段階のステップに最適

英語学習においては、英字新聞を読むという方法が紹介されることがあります。しかしながら、本格的な英字新聞を購読し始めたのはいいけれど、分からない単語がいっぱい出てきて、1つの記事を読むのに辞書を何回も引いてしまう、書かれている内容もさっぱりなんて経験はないでしょうか。

全く聞いたことがないニュースを英語で理解するというのは、TOEICスコア900点以上の学習者でも、容易なことではありません。よほど分かりやすく書かれた記事でもない限り、MR(複合現実)という言葉を聞いたことがない人が、いきなりMR(複合現実)の関連ニュースを読んでも、意味はさっぱりとなってしまいます。

その点、TOEICスコア400点前後の学習者でも理解できる英語で書かれており、複雑な文法構造や言い回しがないため、英語初心者でも無理なく読破できる内容になっています。

TOEIC400点くらいの学習者でも理解できるシンプルな英文
成瀬 光弘『英語対訳で読む現代ニュース』

2017年頃の最新ニュースを網羅

全6章で構成されており、「経済」「政治」「国際情勢」「社会」「科学全般」「文化・スポーツ」のジャンルから、どれも最新のトピックが93個網羅されています。

テーマの中身は「プレミアムフライデー」、「東京都政」、「共謀罪」などの最新の流行ニュースであり、時事ネタといいつつ、数年前のニュースを載せている他の教材とは一線を画します。

2017年頃の記憶に新しい最新のニュースを題材としている
成瀬 光弘『英語対訳で読む現代ニュース』

辞書がなくても学習できるレイアウト

レイアウトは、見開き2ページ完結型で、英語と日本語訳に番号が振ってあるので、対比しやすいです。しかも、そこまで専門性が高くない語彙にもルビ訳が振られているので、TOEICスコア400点前後の学習者でも、意味を見落とす心配がありません。

ルビ訳を振ってあったり、英語と日本語を番号で対応付けたりした親切設計
成瀬 光弘『英語対訳で読む現代ニュース』

最新ニュースのおさらいとして

英語の学習に少しでも興味がある人なら、1冊手に取って、空いた時間に簡単に読み進めることができます。英語の勉強という肩肘を張らなくても、最新ニュースを英語でおさらいするくらいのつもりで、気軽に読んでみてはどうでしょうか。

ルビ訳が振られている個所が多いので、挫折せずに読み進められるのが本書の魅力です。本格的な英字新聞や、時事ニュースのテキストに入る前に、予備知識を得る意味で、準備段階として読んでおくことが効果的な使い方になります。

まとめ

  • 最新の時事テーマを中学レベルの英語で説明したリーディング教材。
  • 日本語訳だけでなくルビ訳が振られているので、さくさく読み進められる。
  • 次の学習段階へ進む準備段階として最適な1冊。
yossy
東京外国語大学外国語学部卒のビジネスマン。TOEIC950を保有。高校時代に全国統一模試でトップクラスにランクインした経験を持つ。現在は輸出関連企業に勤めるビジネス英語の達人。

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