学ぶとは、マネることである。

英語講師・Kanaの『ニュース英語学習サイト「News in Levels」を活用した勉強法』

      2018/03/03

ニュース英語学習サイト「News in Levels」とは

「News in Levels」(https://www.newsinlevels.com/)とは、世界じゅうのさまざまなニュースが読める英語学習サイトです。一つのニュースに対し、レベル1からレベル3まで、3段階の難易度に分けたスクリプトと音声が用意されています。

ニュースの内容は国際情勢や事件・災害など堅い内容から、エンターテインメント関連まで広範囲にわたります。サイトの利用は無料。毎日のようにトピックが更新されていますので、飽きずに読めます。

発音を確認できる読み上げ音声と英文スクリプトは、レベル別に語彙や文法を考慮して編集されており、自分のスキルに合わせて選べるので安心です。さらに、レベル3では実際のニュース映像を視聴でき、ナチュラルスピードでリスニング学習をすることもできます。

(注:アナウンスがなく、映像およびBGMと字幕のみ、というニュースもあります)

また、このサイトにはコメント欄があって、世界中の利用者からのコメントを読んだり自分で書きこんだりすることが可能です。文化や習俗の違いを感じさせるコメントもありますし、時にはニュース当事国の利用者から、現地レポートのような投稿が寄せられることもあります。コメント欄によって、遠い海外のニュースをより身近に感じることができるかもしれません。

リスニングの難易度は?

最もやさしいレベル1は、語彙数1000以下の英文で初学者向けです。スクリプトの内容を見ると、文法的には中学英語、英検なら4~3級程度と思われます。レベル2(語彙数2000以下)は準2級前後。レベル3(語彙数3000以下)では2級くらい(TOEICスコアなら500~600)と推測されます。

スクリプトには難しい単語も混じっていますが、そういった単語にはあらかじめ脚注がついており、やさしい英語で説明がなされています(英英辞典の説明のような感じです)。読み上げ音声は、どのレベルでも一語一語はっきり発音されており、初心者にも聞き取りやすいはずです。

レベル3で視聴できる実際のニュース映像は、ナレーションのスピードも速く、語彙も難しいので上級者向けです。しかし、レベル3のスクリプトを読んで内容をつかんでから見れば、よいリスニング教材になるでしょう。何より、面白いニュースも多いので、映像を見るだけでも楽しめます。ニュースのインパクトが強いと、そこで出会った単語も自然と頭に残ります。

ニュース英語といえば、NHKの二ヶ国語放送や、Eテレの「ニュースで英会話」などがありますが、すでにある程度のリスニング・スキルがないとなかなか聞きこなせないかもしれません。

その点、この「News in Levels」は、レベル別のスクリプトが用意されているのがメリットです。同じ内容を語彙レベルに応じて書きわけてあるので、読み比べてみると言い替え表現の参考にもなります。

サイトの説明は英語だが、使い方は簡単

このサイトでは、日本語の説明はありません。英語だけだと、初心者には無理?と思われるかもしれませんが、サイトのつくりはシンプルですので、利用は難しくないはずです。

トップページにはニュースのタイトルと写真が表示されていますので、興味のありそうなニュースの拾い読みから始めてみてはどうでしょう。ずらりと並んだニュース一覧から、面白そうなニュースを選ぶのも楽しいですよ?

私自身は、まず音声を聞いてリスニング訓練、その後スクリプトを読んで確認し、音読するというルーティンで利用していました。

このサイトを使って、Skypeでレッスンを行うオンライン英会話サイトや、ニュースを定期的に配信するアプリもあるようですね。私の場合は、英検1級の二次試験前に時事ネタを仕入れたくてこのサイトを見ていました。こんな役に立つサイトが無料で使えるなんて、本当にありがたいことです。

英語学習で大切なのは続けること。高額な教材を買ってもそのまま放置してしまっては、何の意味もありません。こうした日々更新されるサイトをチェックして、ちょっと興味のあるニュースをのぞいてみる、そんなスタイルのほうが案外長続きするのではないでしょうか。

Kana
お茶の水女子大学卒。英検1級、TOEIC910を保有。現在、民間の中学生向け個別指導塾で英語講師として勤務している。確かな英語知識と学習経験に裏打ちされた、分かりやすく丁寧なレビュー記事・コラムが好評。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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