学ぶとは、マネることである。

現役医学生・諏訪部麻里子の『大学生になってからの英語学習法』

      2018/02/02

大学に入った後の目標って何ぞや?

大学に入った時の英語力をピークに一気に英語学習から気持ちが離れていってしまう人はとても多いです。大学に入るために必死に勉強した分、まるで無理なダイエットが急速にリバウンドしていくようです。(笑)

大体多くの日本人が最低でも中学の3年間、それにプラスして高校で3年と受験勉強と…と決して「英語に関わっていない」訳ではない数年間を過ごしているはず。なのに、何故大半の社会人が「私英語できないんで…」と自信喪失してしまっているのか。

私が考えるに、「受験合格、以上の必死にならないと大損してしまう状況に身を置けていないから」という点と「もう必死に勉強して英語学習に多少嫌気も感じている」という点、この矛盾した立ち位置に押しつぶされているからだと思いました。

筆者自身の勉強法

私の場合、授業で医学英語が必要になる科目がいくつかありました。生物系の授業や基礎医学の学習ではよくアルファベットの略語が出てくるのですが、その略語を覚えるよりも正式名称を調べて「どの単語の頭文字を取ったらこういう略語ができたのか」ということを明確にするようにしています。そうすることで略語に混乱しにくくなり、似たような略語と混同しづらくなったような気がします。

また、覚えないといけない英単語が出てきた時は余裕のある時期からその単語の語源を調べて関連付けて覚えるようにしていました。

小さいことではありますが、この作業をしておかないと定期試験前に私は大混乱に陥るので…。現在ではこのクセが功を奏し、略語が出てきてもひるまなくなりました。

ある意味「必死にならなければならない目標」を見つけつつ、「嫌になってしまわない程度の付き合い」ができているのかもしれません。

大学生はTOEICや英検を受けておくべき?

上でも書きましたが、TOEICや英検が果たして自分の中でどれくらい英語学習のモチベーションになるでしょうか。「単位履修で有利だから」だとまだ多少は頑張れるかもしれませんけれど、単位として認定されたらいずれ、モチベーションは下がりますよね。

また、「とりあえず取っておけば就活でつぶしが効くかな」という気持ちでは、申し込み手続きをしない限り試験日をいつまでも先延ばしできるのでなかなか勉強に身が入らないと思います。

しかも検定試験しかり、大学受験しかり、試験結果が示すものはその人の「最大瞬間風速」のようなものであって、「今現在その人がどの程度英語を使えるか」を示しているわけではないのです。検定試験のスコアが「過去の栄光」になってしまってはせっかく英語学習につぎ込んだ時間やお金がもったいないです。

検定試験を受けることを目標にするのであれば、その資格のレベルまでいけばどのようなことができるのか?英語を活かす仕事にはどのようなものがあってその職場はどのような様子なのか?など、そのレベルに到達し維持できるとどのような「良いこと」があり可能性やチャンスが広がるのか、を探してみてはどうでしょう。当事者の話を聞くのも良いですよね。

その過程で、やっぱり検定試験を受けよう、と思ったのならそれで良いし、「今の状態で海外行ってどこまで通用するか試したい」となれば挑戦するのも良いでしょう。実は違う言語やスキルに重要性や興味を感じて今度はそっちを頑張りたい、というのも私はアリだと思います。(受験英語で養った経験や失敗を活かせられれば…!)

大学生という、体力も時間も比較的自由が利く数少ない機会なので有効活用してほしいなあと思うばかりです。

諏訪部麻里子
国立大学医学部在学中。大学入試でセンター試験、二次試験をほぼ満点で通過した異次元級の英語力を持つ。医学の勉強のかたわら、さらなる高みを目指して英語の研鑽を積んでいる医学系女子。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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