学ぶとは、マネることである。

【レビュー】シンプルな英語で話すアメリカ史:分かりやすく平易な英語でアメリカ史を学習できる英日対訳本

      2018/01/14

アメリカという国の歴史について、特に重要と筆者が考えたポイントをおさえながら対訳式の英語・日本語で学んでいく本です。

シンプルな英語で話すアメリカ史(英和対訳 CD-ROM付き)

英語は非常に簡素で文法も分かりやすく、一部の歴史特有の難しい単語を除いて読むのに苦労するということはありません。

お手本のように分かりやすい英語

『シンプルな英語で話すアメリカ史』の特徴は、とにかく読みやすく分かりやすい英語です。英検準2級~2級レベルの文法力・単語力があれば、注釈を合わせて充分に読み進めていくことができるでしょう。

一つの文章は短く簡潔にまとめられていて、読んでいく上で誤読しやすい箇所がほとんどありません。また、ほとんどのテーマが1ページに収まっているため、ちょっとした時間に少しだけ読むということも可能です。

平易で分かりやすい構文のみで記述された英文なので、英作文のお手本としても利用可能
シンプルな英語で話すアメリカ史_01 シンプルな英語で話すアメリカ史_02
ジェームス・M・バーダマン『シンプルな英語で話すアメリカ史』

この読みやすい英語は、読書の際に役に立つ以上に、自分が英語を書く際の指針にもなるでしょう。分かりやすい英語とはどういう英語なのか、実際に文章に触れながら考えてみると、作文能力も上がりそうです。

対訳という形を生かした、対応箇所が分かりやすい構成

英語と日本語の語順が不自然にならない程度で一致していてかつ重要な用語がハイライトされているために、「今どこを読んでいるのか」が分かりやすくなっています。

このお陰で、英語を読んでいてどのように理解したら良いか分からなくなったとき、その箇所だけを日本語の対訳部分で確認することができます。

重要単語はハイライトされているため、対訳の対応箇所が参照しやすい
シンプルな英語で話すアメリカ史_03 シンプルな英語で話すアメリカ史_04
ジェームス・M・バーダマン『シンプルな英語で話すアメリカ史』

アメリカの歴史を簡単に振り返ることができる点も良い

「英語を学んだとして、それで何を語るかが重要」という話は今となっては珍しくない主張ですが、本書で学ぶことのできる「アメリカの歴史」は身につけておいて損のない教養と言えます。

簡単な英語でシンプルに流れを理解できる点から、自分がそれについて話す機会があれば、そのままシンプルにアウトプットすることができる点も魅力的です。

アメリカという国がどういう国なのか、どういう歴史をたどったのか、どのような性質を持つ国なのかということを理解することで、今後、アメリカが関連する長文などを読んだ際には違った印象を持ったり、より深く理解したりすることもできるようになるかもしれません。

そうして理解を深めることで、会話の中に登場するメタファーやユーモアを理解する上でも有用ということもあるでしょう。

まとめ

  • アメリカの歴史についてシンプルな英語で理解できる。
  • 対訳式になっており、英文と日本語文の対応箇所が分かりやすい。
  • 用いられている単語や文法のレベルは比較的低く、ハードルが低い。
  • テーマが個別に分けられているため、少しの時間でも取り組みやすい。
堂本秋次
実務翻訳者、プロマジシャン。英検1級、国連英検A級、TOEIC965を保有。大学時代は、ネイティブスピーカーの教授の指導のもと、言語学を専攻していた。医学、自然科学等を専門とする多芸多才な翻訳者。 詳しいプロフィール / 記事一覧

 - リーディング