学ぶとは、マネることである。

【レビュー】究極の英語リーディング Vol.2:初級レベルのやさしい2000語をベースに作成した長文読解のための学習書

      2017/12/12

アルク社の「標準語彙水準12000」(略称SVL12000)をベースにした、新しいタイプのリーディング教材シリーズです。

[音声DL付]究極の英語リーディング Vol. 2 究極の英語リーディングシリーズ

この『究極の英語リーディングVol.2』は、入門~初級レベルの2000語をベースにつくられています。

「究極の英語リーディング」シリーズとは

アルクが編集した「標準語彙水準12000」(略称SVL12000)とは、日本人英語学習者にとって有用な英単語12000語を、12段階にレベル分けした語彙リストです。

「究極の英語リーディング」シリーズは、このSVL12000をもとに、リーディング用教材として発行されました。レベルに合った素材を読むことで、ストレスなく学習をすすめられるよう配慮されています。

本シリーズは、最もやさしい基本の1000単語(LEVEL1)の『Vol.1』から始まり、1000語きざみで『Vol.2』『Vol.3』とレベルが上がっていきます。

この『Vol.2』は入門から初級(LEVEL 1「基本中の基本の1000語」~LEVEL2「日常生活をカバーする1000語」)のレベルです。まずは巻頭の「プライマリーテスト」をやってみると、レベルや実際の学習のイメージが体感できます。

最初にプライマリーテストで英文のレベル感を把握
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アルク『究極の英語リーディング Vol.2』

日常的に出会う文書をピックアップ

『Vol.2』で扱われているのは、軽いエッセイやメール、広告やレシピ、ビジネス文書など非常にバラエティに富んだ内容です。

難易度としては、おおよそ中学2年生~高校1年生程度(英検なら4級~準2級)、TOEICなら初心者から500点前後あたりくらいでしょう。日常的な文書が多く、実際のTOEIC試験でもお目にかかりそうなものが取り上げられています。

中学生~高校1年で学習する平易な日常的な英文が題材
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アルク『究極の英語リーディング Vol.2』

学習課題を意識できるつくり

本文は4章構成で、章ごとに「区切りながら読む」「速く読む」「実用性の高い英文を読む」「英文を味わって読む」とテーマが設定されています。そして各トピックにはROUND1~ROUND3と3ステップに分けて学習手順が提示され、「スラッシュを入れながら読む」「内容に関する問いに答える」「読むのにかかった時間を計る」など具体的なアクションを指示してあります。

初学者が学びやすいよう学習手順が明示されている
究極の英語リーディングVOL2_01 究極の英語リーディングVOL2_02
アルク『究極の英語リーディング Vol.2』

この指示によって、クリアすべき課題をしっかりと意識することができます。リーディング教材ですが、「音声を聞きながら」という指示がきっちり入っているのもいいですね。

リーディング教材なのにCDを併用した学習が可能
アルク『究極の英語リーディング Vol.2』付属CD(1枚組)

リーディング学習というのは、漫然と読むだけでは「読んだつもり、わかったつもり」になりがちです。課題ときちんと向き合うことで、学習のポイントが明確になりますし、達成感も得られます。その点で、この参考書はよくできていると言えるでしょう。

1日1トピックがんばれば、1カ月。1日1ROUNDでも3カ月で終わります。「英語って、どうやって勉強したらいいのか…」と悩んでいる人におすすめできる教材です。

まとめ

  • アルクの「標準語彙水準12000」をベースにした、初~中級者向けリーディング教材です。
  • 日常的な文書がふんだんに取り入れられており、TOEIC受験者にもおすすめ。
  • 学習課題が明確に提示されており、取り組みやすく、着実に力がつきます。
Kana
お茶の水女子大学卒。英検1級、TOEIC910を保有。現在、民間の中学生向け個別指導塾で英語講師として勤務している。確かな英語知識と学習経験に裏打ちされた、分かりやすく丁寧なレビュー記事・コラムが好評。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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