学ぶとは、マネることである。

【レビュー】TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル:TOEICのパート6(長文穴埋め問題)のみに焦点を絞ったTOEIC対策問題集

      2017/11/04

TOEIC L&R TESTパート6対策のための問題集です。Part 6のみに焦点を絞った特急シリーズ初の本となります。

TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEICスコア600点以上の学習者であればスムーズに取り組むことができるでしょう。

Part 6攻略法が非常に秀逸

Part 6対策だけにスポットを当てた教材は、数あるTOEICテスト本の中でも非常に少ないため、どのような性質の問題が出てどのように対策するかがよくわからないという人が多いのではないでしょうか。

私自身もTOEICテストの受験回数が少ないころはこのような状態であり、Part 6の実体がよくつかめないまま本試験を受験し、問題を解いていた記憶があります。

ですが、この本は多くの人が抱えるPart 6へのモヤモヤとした感情を払拭する内容となっています。とりわけ、P8~P28に渡って続くPart 6攻略法は圧巻です。

Part 6の出題形式の説明から始まり、問題のタイプを独立型問題と文脈型問題に分けた上でそれぞれについて具体例を挙げながら、どのようなタイプの問題が出るのかを体系的に解説しています。

パート6の問題のタイプを体系的に解説
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大里 秀介『TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル』

さらに、試験全体の制限時間を考慮してPart 6に掛けられる時間、実際に問題を解く手順、具体的な解き方といった受験戦略という側面からも分析をしています。これらは、多くの学習者にとって絶対に参考になる内容ばかりです。

Part 6に掛けられる時間や問題を解く手順など、受験戦略の点からの分析
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大里 秀介『TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル』

TOEIC Part 6の全てがわかると言っても過言ではありません。この部分だけでも全受験者必読だと言えるでしょう。

豊富な問題を解いて出題形式に慣れよう

Part 6攻略法以降は途中のコラムを除き30セット120問の問題演習が続きます。この問題数は本試験の7.5回分に相当します。

Part 6の問題を解きたい場合、従来であればそれに相当する数の模試を買わない限り、解くことはできませんでした。しかし、この参考書があればわざわざPart 6の問題だけを集めるために模試を買う必要がないため非常にお買い得です。

問題のレベルも本試験とほぼ同じレベルですし、解説も1問ずつ丁寧に行われており語注も充実しています。

設問の難易度は、本試験とほぼ同じ
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大里 秀介『TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル』
1問ずつ非常に丁寧で分かりやすい解説が付いている
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大里 秀介『TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル』

また中でも難易度を表す星マークは学習者にとって非常に有効です。どのレベルの問題で間違えたかを可視化することで、レベルに応じた対策がピンポイントでできるようになるため、学習効率が良くなります。

質の高い問題をたくさん解くことで問題の性質を体に染み込ませ、その復習を通じて短期間でのスコアアップも実現しやすくなるでしょう。

リスニング教材としても活用できる

特急シリーズ全般の長所とも言えるのですが、リーディング教材にも音声ダウンロード特典がついています。

他のTOEICリーディング対策用の問題集では音声が付いていないものが多く、至れり尽くせりの内容です。リピーティングやシャドーイングなどの題材にもなり、倍速再生なども使えばレベル別で様々なトレーニングもできます。

Part 6の文章は語彙、文法、論理構成がしっかりした文章が多いのに加え、実生活や仕事の場面で使える表現も多くあります。

そのような良質な文章をリスニング教材として使うことにより、リスニングパートのスコアアップだけでなく、スピーキングの場で役に立つ表現を覚えられるなど複数のメリットがあることは読者にとって非常に大きな価値があると言えるのではないでしょうか。

まとめ

  • TOEIC Part 6攻略法は全受験者にとって必ずメリットになります。
  • 良質な問題をたくさん解き、復習することでPart 6の問題の特徴をつかむことができます。
  • リスニング教材として活用することで、実践的な英語力も伸ばすことができます。
dai
早稲田大学社会科学部卒。わずか1年7か月の自習でTOEIC650からTOEIC900に引き上げた。経済・金融系の翻訳者になることを目標に、日々『The Wall Street Journal』『The Financial Times』などの読解に勤しんでいる。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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