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【レビュー】パッと見てわかる!英単語イラストブック:イラストを使って身の回りにあるものを英語で表現できるようにする

      2017/11/04

身の回りにあるものを英語で言えるようになる本です。かわいいイラストで2133語の英単語が紹介されています。

パッと見てわかる! 英単語イラストブック

和製英語を正しい英語に覚え直す

身の回りのものを英語で何と言うのか知っているようで、実はそれらが和製英語である場合が多くあります。

まずはどの単語が和製英語で、どの単語が正しい英単語なのか知る必要があります。そして、和製英語で覚えてしまっているものは、正しく英語で何というのか覚え直さなければなりません。

しかし、長い間和製英語で覚えていた単語ほど慣れてしまっていて、正しい英語がなかなか覚えられないことがあります。この本では、和製英語で使われているものに、Attentionとして説明を加えることで、正しい英語が覚えやすくなるように工夫されています。

Attentionの欄では、和製英語で覚えがちなものについて正しい英語を教えている
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石原 真弓『パッと見てわかる!英単語イラストブック』

カラフルで可愛いイラストとともに英単語が載っていることも単語を覚えやすくしています。イラストは広告や雑誌などで幅広く活躍しているイラストレーター(Igloo*dining*氏)によって描かれています。英単語は文字だけで覚えるよりも、イラストや写真と一緒に覚えることで、より印象に残るため記憶に残りやすくなります。

興味のある場面を選んで単語を覚えられる

『パッと見てわかる!英単語イラストブック』は最初から順番に読んで、英単語を覚えていく以外にも使い道があります。シチュエーション別に分かれているので、日常よく使うシーンを選んで読んだり、自分の興味に合わせて知りたい単語を覚えたりすることができます。

一度に読破しないで、知りたい英単語や場面ごとの単語ができたときに、また本を開いてみるのも良いでしょう。例えば、旅行をする前に「空港」のページを読んで英単語を覚えたり、歯医者に行く時があったら「歯医者」のページを読んでみたりというように使います。

日常でよく使うシーンを選んで、関連する英単語を記憶できる
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石原 真弓『パッと見てわかる!英単語イラストブック』

自分の日常とリンクさせて覚えることで、記憶に残りやすい覚え方になります。英単語だけではなく、その場面で使われるフレーズも合わせて記載されているので、総合的に使える英語を知って実践に役立てることができます。

コラムで英語と日本語の違いを知る

英語学習をする際に、英語を学校の科目の1つとして捉えるか、文化の1つとして捉えるのかで、勉強の方法や英語力の伸び方が変わってきます。学校の授業で良い点を取るために英語を勉強するのではなく、実際に使える英語を身につけたいのなら、それに適した勉強をする必要があります。

英語圏の文化と日本の文化の違いを知ることは、英語を学ぶ上で大切なことです。日本語と英語で異なる表現の仕方をする場合には、ただ表現を覚えるよりも、なぜ表現の仕方に違いが生まれるのかという理由を文化的観点から説明することで、理解しやすくなります。理解して覚えた単語は、丸暗記をしたものよりも記憶に残りやすくなることでしょう。

日本語と英語でなぜ異なる表現になるのかを、文化的観点から説明するコラム
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石原 真弓『パッと見てわかる!英単語イラストブック』

まとめ

  • 和製英語と正しい英語の違いを認識する。
  • 日常の好きな場面から読み始めて単語を学習できる。
  • 日本と英語圏の文化の違いを知って英単語を覚えやすくする。
●編集長からひとこと
大学受験やTOEIC等で難しい単語を知っている割には、身の回りにある日常的な言葉を知らない学習者も多いことでしょう。例えば魚の「鯛」は英語で何と言いますか?「牛のバラ肉」は?「老眼鏡」は?こういった日常で良く使われる単語を知らない方にとてもお勧めできる本ですね。
Tomomi
関西外国語大学卒の実務翻訳者。TOEICスコア985を保有。ビジネス文書からWebサイトまで幅広い分野の翻訳を手掛けている。読む、書く、聞く、話すの各技能はすでにビジネスレベル。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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