学ぶとは、マネることである。

元・国語教師 のありの『英語が苦手だった私が如何にしてTOEIC930点を達成できたのか?』

      2017/03/12

何年にどこにいて、何の仕事をしていたか記憶が定かでないほどふわりふわりと生きてきたのありです。TOEICスコアシートをもとに、930点を達成するまでの学習変遷を振り返ります。

TOEIC形式になじむことが、スコアアップの近道

TOEIC初受験は2011年6月で、475点でした。30歳を過ぎていました。実はこの頃、英語力にひそかに自信を抱いていました。福岡のゲストハウスに長期滞在し、20カ国以上の方とお話をする機会に恵まれていたため、「ひょっとして私、英語いけるっちゃない?(いけるんじゃない?)」などととんでもない思い違いをしていたのでした。初受験にあたってゲストハウスのスタッフお二人から、「事前に問題集を解いて対策を立てていた方がよいですよ」と適切なアドバイスをいただいていたにもかかわらず、勉強が嫌いな私はぶっつけ本番で臨みました。

さて結果を受けまして、実力のほどを知った私は、さらに英語を学習する気をなくしました。「どうせ帰国子女にはかなわない。年だし。だったら勉強するなんて嫌」と、諦めが早かった私です。「海外の方となんとか話し合えればオーケー」と考えていました。

同じく2011年の9月に640点を取得しましたが、これは単に2度目の挑戦で、出題傾向を知っていたからです。ということでこれからTOEICを初受験なさる方は、せめてリスニング問題の後にリーディング問題があるといったレベルの知識をお持ちになることをおすすめします。はい、「当然だろ」とつぶやいていただいたあなたが、正しいです。

隙間時間に文法問題を解く

翌年2012年に上京した私は電車通勤するようになり、暇つぶしを兼ねて花田徹也さんの『新TOEIC test文法特急 1駅1題』シリーズに取り組みました。人生で初めて楽しく英文法を学習できました。その年の7月には、715点を取得しています。ここでやっとTOEIC対策本をこなせばTOEICのスコアが上がる、というごく当然の真理にたどり着きました。ゲストハウスのスタッフさんのアドバイスに素直に従っていればよかったのですね。

文法問題は短時間で解けますし(むしろ短時間で解けなくてはならない)、かつ効果が表れやすいパートです。気負わずに空いた時間にクイズ感覚で学習を始められてはいかがでしょうか?

薄くて軽い参考書を繰り返し読む

さらに仕事を変え、遅ればせながら『TOEIC公式問題集』を入手しました。しかし持ち運びに適していませんでしたので、花田徹也さんの『TOEICテスト超リアル模試600問』解説編を電車の中や仕事の休憩時間に愛読しました。非常に薄いのがポイントでした。2013年3月には、800点を取得します。

TEX加藤さんの『新TOEIC TEST出る単特急金のフレーズ』も大好きで、繰り返し読んで覚えました。その後それなりに学習を進めたつもりです。しかし2014年3月は805点と、なかなか 900点の壁を越えることができませんでした。

ひたすら机に向かえ!

そんな私ですが2015年6月に、930点を取得しています。この間何が起こったのか?答えは簡単です。TOEIC対策の勉強に励んだからです。2015年に実家の九州に帰省した私は、「さすがに転職しすぎやん。英語なら英語と覚悟を決めて、手に職つけんとやばかやん!(手に職をつけないとやばいじゃん!)」と、ついに本腰を入れます。仕事を終えた後、毎日3時間3ヶ月みっちり学習に励みました。

TEX加藤さんの『新TOEICテスト文法問題でる1000問』、小石裕子さんの『TOEIC TEST文法・語彙出るとこだけ!問題集 英文法出るとこだけ!実践編』、3名の先生が肉声で講義してくださる『TOEICテストPart3&4鬼の変速リスニング』が当時のお気に入りです。『公式問題集』はバイブルです。机に向かって英語をしっかり勉強したのは、人生でこの時きりです。そして成果は如実に出たのでした。

よく言われるように、努力は人を裏切りません。TOEICスコアがなかなか伸びないとおっしゃるあなたは、どこまで真剣に学習に励んでいらっしゃるでしょうか?本気で勉強すれば、TOEICスコアを100点アップさせるのはそれほど難しいことではないと、私は痛感しました。しかし勉強嫌いの身にとっては苦痛でたまらなかった日々であったのは、否定しません。

楽しみながら英語に触れる、が私のモットー

以上を踏まえると、「お気に入りのTOEIC対策本を見つける」、「いざとなったら本気で取り組む」ことで、なんとか道が開けたことがわかります。

一番の決め手は「とりあえず続けてきた」ことでしょうか。勉強は大嫌いなものの、2011年以降英語に触れなかった日はありません。日本のテレビ番組は見ず、主にYouTubeで洋楽や海外のテレビ番組を楽しんだり、英語字幕で洋画を鑑賞したりしています。格好つけているわけではなく、英米文化が好きなだけです。日本の事物に興味がなさすぎるのかもしれません。

正社員というポジションから外れているので可能なライフスタイルではあります。本ページをご覧になって「よし、3ヶ月毎日3時間勉強に取り組むぞ」と決意なさっても、時間の捻出に苦労なさる方が多いだろうと拝察します。

しかし人間の数だけ多様な生き方や目標がある以上、多様な英語学習スタイルがあってしかるべきだと私は考えます。あなたの生き方に応じたあなたの目標を叶えるべく、あなたにとってベストな勉強法を模索できるのは、あなたしかいません。ぜひ本サイトを参考になさって、あなたなりの学習スタイルを確立させてください。私もふわりふわりと精進して参ります。

●編集長からひとこと
会社勤務の社会人の場合、どうやって英語を勉強する時間を捻出するかが問題ですね。朝早く起きて30分音読、通勤時徒歩または電車の中で30分+30分リスニング、昼休みに速く飯食ってKindleで洋書を30分速読、トイレの中でこっそりスマホでWeblio語彙力診断テスト(笑) 、帰宅後に60分音読&シャドーイングすれば、1日合計3時間ほど勉強していることになります。もちろん息抜きはKindleで洋書を読んだり外国人マイナーYouTuberの動画(笑)を見たりです。勉強、趣味とも英語漬けにしていきましょう!
のあり
早稲田大学第一文学部文芸専修卒。元・国語教師および日本語教師であるにも関わらず、英語講師も顔負けのTOEIC930点を独学で獲得。高い国語力と英語力を武器に高品質な記事を量産する。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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