学ぶとは、マネることである。

【レビュー】英会話1000本ノック:日本野球の究極の練習法「1000本ノック」を英会話学習に応用した教材

      2017/01/03

NHK語学講座『英会話タイムトライアル』でおなじみのスティーブ・ソレイシィ氏による英会話教材です。英語での問いかけに英語で答える練習を徹底的におこないます。

英会話1000本ノック

英語を話す経験が足りないなら会話の1000本ノックを!

英語の読み書きは苦労するほどではないけれど、会話になると「Yes」「No」くらいしか言葉が出てこない、という方は多いのではないでしょうか。

英会話ができない一番の理由は、実際に英語を話す経験が足りないことにあります。『英会話1000本ノック』はまさに1000本ノックのように英語の問いかけ(ノック)に英語で答える(キャッチ)練習をおこなって、英会話力を向上させることを目指しています。

同じ著書の同シリーズには『英会話1000本ノック[入門編]』『英会話1000本ノック<ビジネス編>』があります。英会話の学習が初めてという方は「入門編」、ビジネス英会話を学びたい方は「ビジネス編」を併せて学ぶといいでしょう。

シンプルな英語でひたすら話す練習を

「とにかく話す練習をする」ことを目的としており、付属CDの問いかけ文を聞いて英語でひたすら答えていく、という練習をおこないます。何度も口に出して繰り返すことで口や体が英会話表現を覚えて、最終的には答えを考えなくても自然に英語で答えられるようになります。

付属CDの1000個の問いかけ文に対してひたすら答えていく練習
スティーブ・ソレイシィ『英会話1000本ノック』

応答文にはごくシンプルで簡単な表現が使われています。英会話の経験が少ないと、質問の答えをつい難しく考えてしまいますが、「これくらいのことが言えればいいのか」と気楽に学習に取り組むことができます。英語の勉強を初めて間もない方、英会話の力をつけたい方、どなたでもストレスなく学習を続けることができるでしょう。

3ステップを意識して英会話をはずませる

最初は基本のあいさつなどの「定番ノック」から学習を進めます。このセクションで扱われているのは「Excuse me.」「Take care.」「I’m sorry」などのごく簡単な表現ですが、このようなちょっとした会話こそ答えに困るものです。

分からないからといって黙っていては、相手に不愉快な思いをさせてしまうこともあります。英会話の経験が少ない方にとって大変役立つ内容と言えるでしょう。

定番ノック100 – Unit 3 通りがかりのノック
スティーブ・ソレイシィ『英会話1000本ノック』

「定番ノック」を覚えたら、次は「3Hノック」のセクションに入ります。「3H
ノック」とは「ひとこと(Hitokoto)でまず答える」「補足(Hosoku)説明を加える」「はずみ(Hazumi)をつける」の3ステップで会話を発展させる答え方のことです。

何か話しかけられたらまずひとことで答えて、それについての情報を付け加える、そして「How about you?」など会話をはずませることを意識すると、会話のキャッチボールが成立するようになり、実際の会話に大いに役立ちます。

3Hノックで会話をはずませる方法を学ぶ
スティーブ・ソレイシィ『英会話1000本ノック』

Chapter4の「トピックノック」からは応用編です。日常生活で話題になるテーマに関する会話表現を学びます。最終章の「仕上げノック」では「飛行機の機内」「会社の面接」などのシチュエーションに合わせた、さらに難易度の高い会話をマスターします。

シチュエーション別の難易度の高い会話を練習する
スティーブ・ソレイシィ『英会話1000本ノック』

基本のあいさつから面接での会話まで学べる

例文のバリエーションがとても豊富です。基本のあいさつから日常会話、面接での会話まで、さまざまなシチュエーションでの英会話を学ぶことができます。掲載されている問いかけ文すべてに答えられるようになれば、英会話力にかなり自信がつくでしょう。

まとめ

  • 「とにかく話す」練習を重ねて英会話を体で覚えることができる。
  • 「まず答える」「補足説明する」「会話をはずませる」3ステップを意識した英会話を身につけられる。
  • 基本のあいさつから、面接での会話まで、さまざまなシチュエーションでの会話表現を学べる。
尾形こま
早稲田大学第二文学部卒。英語が得意なフリーライター。旅行、グルメ、商品紹介など、多様なジャンルの記事執筆を請け負っている。読みやすい日本語文を作成する技量をもつ実力派。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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