学ぶとは、マネることである。

現役医学生・諏訪部麻里子が教える『英米語学科を卒業した学習者がスピーキング力を獲得するための勉強方法について』

      2017/10/22

質問

大学は外国語学部の英米語学科を卒業しました。現在は社会人です。TOEICは700点前後で英検は準1級を取得しています。

私の悩みはスピーキングが上達しないことです。例えば外国人の方に道を尋ねられた時、とっさに言葉が出てこないことが多く単文でしか話すことができません。相手の言っていることは理解できるのですが、上手く言葉にできないので悩んでいます。

大学を卒業してから外国人と話をする機会もなくなり英語の勉強をすることが少なくなってしまいました。これからどのように学習していけばスピーキングが上手くなるのか教えて下さい。

回答(諏訪部麻里子)

妄想力を発揮しましょう。
質問者さんは大学の講義や試験勉強を通じて英語のベースはできておられるのでしょう。後はたくさん使うのみ、ですね。社会人ということであまりがっつり時間を取らなくても勉強になるアイディアをご提案します。

今この瞬間外国人が話しかけてくるとしたら、何と言ってきて何と返答すれば正解なのか妄想し続ける。名付けて「もし、今外国人が話しかけてきたら作戦」です。

例えば、通勤で電車を使っているとして、「駅で見知らぬ外国人に話しかけられた」という設定にしたとします。ここからどんどん妄想してひたすら英訳を考えつづけます。

●「渋谷駅に行きたいのだけど」
●「あの緑の看板のところで買えます」/「買えるところまでご案内します」/「ごめんなさい、急いでいるのであの駅員さんに聞いてください。」/「私は地元の者では無いのでこの駅に疎いのです。」/「ここから一番近い駅だから歩いた方が得ですよ。」/「特急券も要りますね。あの列に並んでください。」…
●「親切にありがとう。一緒にお茶でもどうですか。」/「わかりました、そうします。」

…とどんどん話を進めていきます。最初の「渋谷駅に行きたいのだけど」だけでも色んな言い方ができますよね。少しでも「あれ、これはどう言えばいいのだろう」と思ったものはメモして置いて、あとでじっくり考えれば財産になります。

時間や場所を選ばないですし、「見知らぬ外国人」でなくても「恋人の外国人」「外国人の上司」など設定も自由自在です。毎日自分で鍛えることで今度外国人と話す機会が来た時に応用しやすいと思います。

回答(neco_user)

英検準1級は平均的な高校教師の英語力なので、すでに基礎は十分にできていますし、あとは量をこなせば…という段階になっています。

スピーキングを鍛えるのに真っ先に思いつくのは「英会話スクール」ですが、高額なサービスなのでお金持ち以外は利用できないですし、準1級レベルだと利用価値も少ないと思います(準1級は初心者や学生相手の先生ができるほどですので…)。

とすると自習で頑張るという方向になるのですが、お勧めはやはり「音読」です(笑)。音読こそが英語学習のファイナル・アンサーといっても過言ではありません。

例えば、著名な予備校講師である東進ハイスクール・今井宏先生は日本屈指の音読論者ですが、ほぼ音読のみで早稲田大学政治経済学部に合格し、入学当初から発音も含めて圧倒的な英語力を持っていたといわれています。この辺りの話は、以下の書籍に詳しく書かれています。

今井 宏『さあ、音読だ』:

さあ、音読だ 〜4技能を伸ばす英語学習法〜 (東進ブックス 東進新書)

私自身も音読(とシャドーイングを含めて)を英語学習に取り入れていますが、難易度の高い語彙もどんどん覚えられるし、リスニング・スピーキングの練習にもなる素晴らしい方法だと感じています。シンプルなので継続もしやすいです。ぜひ、ご自身の学習計画に取り入れ、ひたすら音読を繰り返してみてください。

諏訪部麻里子
国立大学医学部在学中。大学入試でセンター試験、二次試験をほぼ満点で通過した異次元級の英語力を持つ。医学の勉強のかたわら、さらなる高みを目指して英語の研鑽を積んでいる医学系女子。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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