学ぶとは、マネることである。

英語講師・Kanaが『ペーパーバックの洋書を読むことは、英語力向上に有効なのか?』という質問に答える

      2017/04/30

質問

私は社会人ですが、なんとか英語を身につけたくて独学で勉強をしています。そして、多読がいいということでペーパーバックの洋書を読んでいます。

何となく書いてあることの意味は理解できているつもりなのですが(大まかな話の流れ)、さっぱり意味が分からない文や、文法的にどこで切ったらよいかわからない文があり、誰も聞く人がいなくてもんもんとしてしまいます。

なんとかこういう文を理解したいと思うのですが、どうしたらいいでしょうか。もっと文法を勉強すればいいということなのでしょうか。そして続けていて効果はあるのでしょうか。教えてください。

回答(Kana)

多読は確かに学習に有効です。英文への慣れや読むスピードの向上が期待できますし、多様な表現を文脈の中で学べるのもメリットです。ただ、難しいところでつまずいて疑問を解消できないと、やはりストレスになりますよね。

多読の基本は、「やさしい英語をたくさん読むこと」と言われています。スムーズに読みたいと思うなら、たとえば自分のわかる単語・文法レベルより簡単そうなものから選ぶ(英検2級の人なら、英検準2級~3級レベルの本を読む)、あるいは自分の得意な分野から選ぶ(料理が趣味の人なら料理関連の本を読む)のが良いでしょう。

ペーパーバックだと少しハードルが高いかもしれませんね。Penguin Readersなど多読用の専門教材として作られた薄いものなら、手軽に読めますし、レベルに応じて選べます。

また、読んでいくうちにわからないところがあって困る……という方におすすめなのが、対訳つきの教材です。英文と日本語訳とが対照しやすいレイアウトになっており、もしわからないところがあれば、すぐに訳を確認することができます。

訳を見ながら英文の構造を読み解くにも便利ですし、難しい語彙や文法事項には別途に解説がついていることも多いです。まずはこうした本を試してみてはいかがでしょうか。

回答(neco_user)

映画の原作となっている小説等の難しいペーパーブックを読まれているのではないでしょうか。このような本はネイティブスピーカーに近い英語力をお持ちの方でないと、とても読みこなせるような英文ではないので、学習段階では全くお勧めできません。

多読は確かに効果的なのですが、最初は外国語学習者用の薄い洋書や、書店にあるリーディング物の参考書を使用しましょう。特に参考書は日本語訳や重要語句の脚注があるため、辞書を引くこともなくスムーズに読んでいけます。CDも付いているので、リスニング学習もできます。

また、日本人にとってなじみの深い題材(日本史や日本で有名な海外小説、娯楽作品等)が多いので、背景知識が分かりやすいという点でもお勧めです。

日本史好きなら:

英語で読む 坂本龍馬(上)

ディズニー好きなら:
CD付 ディズニーの英語 (コレクション5 アナと雪の女王) (CD付書籍)

そして、英文法はしっかりと一通り学習してしまいましょう。速く英文を読めるようになるには、英文法の知識が必須です。

英文法をマスターした後は、長文のリーディング教材を使って音読、リスニング、シャドーイング等を駆使して反復学習していると、英文を先頭から読む習慣が付きますし、語彙力・リスニング力もアップ、もちろんリーディングの力もメキメキと付いていきます。頑張って、沢山の英文を読んでいきましょう。

Kana

お茶の水女子大学卒。英検1級、TOEIC910を保有。現在、民間の中学生向け個別指導塾で英語講師として勤務している。確かな英語知識と学習経験に裏打ちされた、分かりやすく丁寧なレビュー記事・コラムが好評。

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