学ぶとは、マネることである。

翻訳者・Tomomiが『同意語を覚えることで語彙力を増強し、英語表現の幅を広げるにはどんな方法が有効か?』という質問に答える

      2017/04/03

質問内容

現在の英語力は普通会話は問題ない程度で専門的な話題になると事前調べが必要なレベルの社会人です。ある程度の英語レベルに達した後に、語彙を増やしていくのに最適な方法を教えて欲しいです。

新しい言葉を学ぶのには新聞などでも対応できるのですが、既に知っている言葉の同義語、類義語を習得するのに苦労しています。同義語・類義語集も持っていますが、会話レベルで使うために自分の語彙の引き出しに入れる訓練の仕方が分かりません。

やはり知っている、使い慣れている語句に頼りすぎてしまって、自分の英語表現が一辺倒になってしまって、英語力の進歩がないように感じてしまいます。

回答(Tomomi)

英語学習は一定レベルに達すると、そこからさらに英語力を伸ばすことは、時間も労力もかかります。語彙力を増やすために一番の方法は、新聞や映画、音楽、本など身近な情報を英語で読んだり聞いたりすることです。同義語や類義語を習得して会話でも使えるようになりたいということですと、英英辞書を使いましょう。同義語や類義語は同じ意味や似ている意味の単語なので、英語に対する日本語の意味を丸暗記するだけでは覚えられないし、覚えたとしても実践で使うことができません。その単語が持つ意味をしっかりと理解する必要があります。

日本語でも、なんとなく知っている言葉の意味がハッキリとわからないときに国語辞典を使うように、英語でもしっかりと意味を理解するためには英英辞書を活用することが有効です。英英辞書を使うことの利点は他にも、英単語を英語で説明しているので、会話で何かを説明する際にいろんな種類の語句を使うことができるようになります。

回答(neco_user)

同意語を効率的に覚えるのに個人的に行っている手法を教えますので、参考にしてください。

私は、同意語を覚えるのに『DUO 3.0』を使っています。『DUO 3.0』は英単語が重複しない例文でスピーディに語彙を増やせる人気の参考書ですが、見出し語には、たいてい同意語が掲載されています。

『DUO 3.0』でまず、見出し英文560本を音読・リスニング等を駆使して覚えてください(完全に暗唱できるほどでなくても良いので、各英文が頭で響く程度までには音読・リスニングを繰り返します)。見出し英文を覚えたら、同意語を覚えるチャンスです。

見出し英文の中の英単語を、その同意語で置き換えた英文を繰り返し音読します(できれば音読→直後の暗唱を繰り返して暗記する)。最初に1単語を置き換え、次に2単語を置き換え、3単語を置き換え…という風に徐々に置き換え語数を増やして音読しましょう。見出し語1つには複数の同意語が掲載されているので、様々なパターンで見出し英文を別の英文に置き換えることができます。

見出し英文はすでに記憶している英文なので、その中の英単語を置き換えた英文も覚えやすいことに気付くでしょう。日本語の意味は変わっていないので、ベースとなる見出し語と同意語の対応付けも容易で、なおかつ文中で覚えるため、英単語単独で同意語を結びつけるよりも遥かに記憶に定着します。

『DUO 3.0』は見出し英文だけ覚えてもかなりの語彙力(2569語)をスピーディに得られますが、さらに同意語まで覚えることで2倍程度の語彙力まで伸ばすことができます。上記手法については、他の同意語が載っているリーディング教材・単語帳などでも適用可能です(例えば、『英検準1級 文で覚える単熟語』『英検準1級 出る順パス単』)。ぜひご利用を検討してみてください。

Tomomi
関西外国語大学卒の実務翻訳者。TOEICスコア985を保有。ビジネス文書からWebサイトまで幅広い分野の翻訳を手掛けている。読む、書く、聞く、話すの各技能はすでにビジネスレベル。 詳しいプロフィール / 記事一覧

 - お悩み相談室