学ぶとは、マネることである。

「私は○○(動物)が好きです」と言う場合に「食べ物」と誤解されないために注意すべきこと

   

犬肉が好きなの?

ご相談内容

 中学か高校で習った記憶がうっすらとあるのですが、「私は◯◯(犬、ネコ、うさぎなどの動物)が好きです。」と言いたい場合の注意点を今一度教えてください。

 確か学校で習った時は気を付けないと、食べるのが好きという意味に取られると聞いたことがあります。確か’s’を付けるか付けないかだったような気がするのですが、記憶が曖昧です。会話の相手にぎょっとされないためにも宜しくお願いします。

 また動物に限ったことでなく、他にも同じような例があればぜひ教えてください。

アドバイス(Kana)

 英語の場合、名詞について「数えられる(可算)」、「数えられない(不可算)」という区別に敏感です。名詞のうち、可算名詞とは個数が具体的にわかるもの(例:pen, book)。不可算名詞とは、主に液体や食材など、量を規定するのに単位を必要とするもの(例:water, beef)や、明確な形のない概念(例:information, advice)などです。

 通常、犬という単語dogは可算名詞ですから、aや複数形のsをつけます。それがない「I like dog.」では不可算名詞扱いとなり、「単純には数えられない状態」つまり肉になった状態をイメージして、「私は犬の肉が好き」と思われる可能性があります。犬という動物全般が好きという意味なら、正しくは「I like dogs.」とすべきです。

 英語初心者の場合は、会話の相手も言いたいことを察してくれると思います。ミスを恐れるあまり話せなくなっては元も子もないので、気にしすぎるのはマイナスですが、こうした例によって可算・不可算について意識することができれば、良い学びのきっかけになりますね。

 ちなみに「I ate chicken.」と言えば「鶏肉を食べた」ですが、「I ate a chicken.」だと「鶏を丸ごと一羽食べた」になります。こうなると聞き手が受けるイメージはちょっと変わってくるでしょう。

 可算・不可算で意味の変わる単語としては、他にpaperなどがあります。紙一般なら不可算扱いですが、可算の場合には新聞や書類といった意味を持ちます。

 辞書で名詞を調べると、アルファベット表記でC(可算countable)・U(不可算uncountable)と表示がありますので、参考にしてみてください。

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Kana
お茶の水女子大学卒。英検1級、TOEIC910を保有。現在、民間の中学生向け個別指導塾で英語講師として勤務している。確かな英語知識と学習経験に裏打ちされた、分かりやすく丁寧なレビュー記事・コラムが好評。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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