学ぶとは、マネることである。

翻訳者・堂本秋次の『ネイティブスピーカーとのチャットや英会話は、どの位の英語力から始めると有効か』

      2017/10/22

質問

英語の勉強をしていると、実際に試してみたくなります。そこでネット上でネイティブの方とチャットなどでやりとりをしようと試みるのですが、自分の知識が追いつかず、やりとりを諦めて学習に戻ります。

しかし、机上の学習ばかりではモチベーションが上がらないという面もあります。ネイティブとのチャットや英会話などは、知識が追いつかないうちはほとんど会話にならず、モチベーション的にも学習効果的にもあまりよくない気がします。どれ位のレベルから始めると、実際の勉強にプラスになるものでしょうか?

回答(堂本秋次)

ネイティブと意思疎通できる語彙力や文法力は、英検で言えば準2級〜2級程度と言えます。それ未満の学習達成度でももちろん意思疎通は可能なのですが、聞き返したり相手にゆっくり発音してもらったりといったことが必要になるかもしれません。

もちろん、英検2級を取っていたとしても、相手のネイティブの発音やスピードによっては聞き返さなければならないこともあるでしょう。しかし、そうして聞き返したりゆっくり喋ってもらったりといったこともまた、コミュニケーションの一部と言えます。そのため、ネイティブとの会話を始めるのに早すぎるということは無いと言っても過言ではないでしょう。

ただ、実際の勉強に大きく活かすには、やはり会話を分析的に行うだけの余裕が必要になります。基本的な会話をしながら頭の片隅で「あぁ、こういう言い方もあるのか」などと確認できる程度の余裕があると、会話の後で自分の知識として吸収しやすいかもしれません。

堂本秋次
実務翻訳者、プロマジシャン。英検1級、国連英検A級、TOEIC965を保有。大学時代は、ネイティブスピーカーの教授の指導のもと、言語学を専攻していた。医学、自然科学等を専門とする多芸多才な翻訳者。 詳しいプロフィール / 記事一覧

 - お悩み相談室