学ぶとは、マネることである。

翻訳者・Tomomiの『英語をたくさん聞く以外でリスニング力を上げるコツ・勉強法とは』

      2017/10/25

質問

学生時代に数ヵ月間アメリカに語学留学したにもかかわらず、当時からリスニングがとても苦手です。

日頃から英語のニュースを聞いたり、リスニング教材でもたくさん練習して、映画は必ず英語で観たりしているのですが、知っている単語でもほとんど聞き取れず、ここ数年まったくといっていいほど上達していません。

「とにかく英語をたくさん聞くことでリスニング力を上げる」といった勉強法が私には通用しないようなのです。英語をたくさん聞く以外でリスニング力が上がる勉強方法や、英語をうまく聞き取るコツがあれば教えていただきたいです。

回答(Tomomi)

英語をたくさん聞くというのは、間違った学習法ではありませんが、それをしたからリスニング力があがるというものでもありません。「聞く」と「聴く」の違いが大切です。英語を聞き流していると耳が多少英語に慣れることはあるかもしれませんが、英語が聞きとれている実感には結びつかないでしょう。

「聴く」ということは意識して聴くことです。例えば、映画を英語で見るなら、聞き取れなかった部分をそのままにしないで、字幕で確認してもう一度英語を聴いてみましょう。こうすることで英語の音のつながりがわかり、次に同じような表現が出てきた時には、聴き取れるようになっているかもしれません。

これまで英語学習を続けてこられているようなので、これからはその手法を少し変えて、また新たに頑張ってください。

回答(Kana)

リスニング力を上げたいという方はとても多いですね。たくさん聞くことはもちろん必要ですが、ただ聞けばいいというものでもないと思います。

というのは、自分で理解できる単語や構文でなければ、聞きとって理解するのは難しいと思うからです。きちんとリスニング原稿のあるものを選んで聞くことをおすすめします。BGMのようにただ聞き流すのでなく、聞こえてくる音と原稿の文字とを一致させるトレーニングをしてみるのです。

例えば「And I」が「エナ」と聞こえたり、「When I …」が「ウェナイ」と聞こえたりすることを、原稿を見て初めてわかった、という経験はないでしょうか。

最初は全く聞きとれなかったとしても、原稿を読み(できれば音読)内容を理解したうえで、それが音としてどう聞こえるかを改めて確認してみます。そうしたトレーニングを繰り返すうちに、音と文字とを一致させることが容易になってきます。

そして、自分自身が理解できる単語や構文をふやすことも、遠回りなようですが、有効だと感じます。構文が理解できてくると、次の言葉を予想する余裕ができるからです。例えばいわゆるIt~for~to構文を知っていれば、「It is difficult…」と来ると、次はfor+代名詞とか、to不定詞が来るな、などと推理することができます。その一瞬の余裕が、リスニング力を上げるのに役立つと思います。

Tomomi
関西外国語大学卒の実務翻訳者。TOEICスコア985を保有。ビジネス文書からWebサイトまで幅広い分野の翻訳を手掛けている。読む、書く、聞く、話すの各技能はすでにビジネスレベル。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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