学ぶとは、マネることである。

元・上智大生 さかえが教える『会社の昇格試験でTOEIC600点以上が必須の会社員にお勧めの勉強法について』

      2017/10/25

質問

わたしは会社の昇格試験でTOEICの点数600点以上が必須になっています。半年間でこれをクリアしないといけません。リーディングは大学受験の貯金でなんとかなるのですが実践的な英語能力であるヒヤリングが全くです。

どういった勉強法が一番効率的で、かつ英語を聞き取れるための手段としてふさわしいでしょうか。できれば、通勤時間往復1時間を有効に活用すること、また、帰宅後の30分も使って英語を勉強したいと考えています。

回答(さかえ)

勉強時間が通勤時間往復1時間、ご帰宅後30分取れるということですので、半年あれば十分にTOEICスコア600は狙えます。リスニング力は独立して伸ばそうとするのではなく、リーディング力・スピーキング力と同時に伸ばしていきましょう。

準備期間が半年ということですから、単語の勉強、読解の練習、リスニング練習と、個別に勉強するテーマを分けずに、文章を読み、口を動かしながら語彙力もつけていく方法を採ることをおすすめします。具体的にはリスニング・シャドーイング(またはリピーティング)、音読のサイクルです。

1. リスニングで英語を聞きながら発音・リズムを確認し、
2. シャドーイング(またはリピーティング)で音声を聞きながら真似をし
3. 音読を繰り返してその発音を自分の体で覚える

これを繰り返すことでリスニング力も高まっていきます。音読を繰り返すことは英文を多く読むことにもつながりますから、語彙力増強効果も同時に期待できます。

お勧めの教材は、Z会から出版されている『速読速聴・英単語 TOEIC TEST STANDARD 1800』です。これはTOEICで良く出題される形式の文章を題材に文脈の中で頻出語彙を覚えるという趣旨の本ですから、上記の勉強方法にはマッチしています。

速読速聴・英単語 TOEIC TEST STANDARD 1800

その他、週末などにある程度まとまった時間を取り、TOEICの過去問題集・模擬試験集をやって出題形式に慣れておきましょう。問題練習の際は、ただ単純にいくらのスコアが取れた、いくらしか取れなかったと一喜一憂せずに、冷静に答え合わせをして解説を読み、なぜ間違ったのかを洗い出してその部分を補強する勉強をします。文法力が足りないのであればお使いの文法参考書の該当部分を読み直し、語彙を知らなかっただけならその言葉を覚えるようにします。

また、準備期間が半年ですから、時間は有効に使いたいところですね。例えば、通勤時間は机がなくても、声を出さなくてもできる勉強をし、帰宅後に机が必要な勉強、声を出さないといけない勉強をするという方法があります。

私は社会人になった後に英語をやり直す際、Z会の速読速聴・英単語シリーズのCore以上のレベル3冊を同時に使って勉強しましたが、一週間の最初の日、休日の日曜日にその週にやる範囲のCDをまとめて聞いて、リピーティング・シャドーイングを行いました。平日は通勤電車の中で口だけ動かして声を出さずに音読することを続けていました。このシリーズの勉強の8割方は往復約50分の通勤電車の中で完了しています。

変な人に見られるのが嫌なので、風邪を引いていなくても花粉の時期でなくても、速読速聴・英単語シリーズをマスターするまでの一年くらいの間、電車内では常に大きめのマスクをしていました。

そして、帰宅後に声を出して同じ範囲を音読してその日の勉強は終了です。このように繰り返せば、半年あればTOEIC600は十分射程圏内です。頑張ってください。

回答(Hiro)

すでにリーディングは問題ないということですので、文法や単語の学習と並行して、リスニングの学習を重点的にされると良いと思います。通勤時間を利用されて、TOEIC試験対策用のリスニングに特化したテキストを聞かれると良いでしょう。

最初もし、英文の意味や単語が聞き取れなかったり、聞き取り辛かったりしたら、テキストの文章を見ながら聞いても問題ありません。ただし、テキストを見ずに聞いてみることもトライしてみて下さい。二回、三回と繰り返し聞くことで、分かってくる部分もあるかもしれません。

ある程度、聞き取れるようになったら、違う文章を聞くようにするなど、なるべく色々な文章を耳にされると良いと思います。帰宅後も勉強されたいとのことで、大変、良いことだと思います。毎日、英語を聞く時間を作ることで、少しづつ耳が慣れてきます。あとはTOEICのリスニング過去問を解くなどして、形式に慣れておくことも大切ですね。

さかえ
上智大学法学部卒のビジネスマン。大学在学中は、純正日本人でありながら帰国子女率80%の上級英語クラスに所属していた。TIME誌、Newsweek誌は辞書なしで読解可能。愛読誌は『The Wall Street Journal』『The Economist』。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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