学ぶとは、マネることである。

翻訳者・堂本秋次が『海外在住の人でも戸惑ってしまう「時間」の言い方について』レクチャーする

      2017/05/21

質問

海外在住なのですがお恥ずかしい話、未だに時間の言い方がよくわかりません。

例えば、3時15分なら私は「three fifteen」と言っているのですが、実際はそれよりもやはり「fifteen past three」が一般的なのでしょうか?2時50分の場合の「3時10分前」という言い方も教えていただけたら嬉しいです。日本語では時計を見たまた「◯時◯分」というのが一般的なので、英語でその他の言い方をする時に戸惑います。

回答(堂本秋次)

まず3時15分の言い方ですが、three fifteen でも fifteen past three でも大差ないと言えます。試しにGoogleの検索で at three fifteen と at fifteen past three を調べてみると、どちらも約113,000,000件の検索結果でした(2016年4月11日現在)。このことから、(少なくともネット上では)どちらも同程度に用いられている表現であると言えます。

ただ、at fifteen past three には画像検索結果も同時に表示されたので、どちらかと言えば後者の方が一般的なのかもしれません。3時10分前の言い方ですが、It’s ten to/till three. などと言います。to でも till でもOKで、どちらも3時まであと10分、という意味です。ten の後に minutes を入れても良いし、その他、It’s ten in front of 3 o’clock. という表現もあるようです。

ところで、時間を細かく言うのはいかにも日本人らしいところで、恐らくここは文化の違いや時間感覚の違いに起因するものでしょう。そのため、敢えて相手の言い方に合わせる必要もありません。ただ、もしも相手に合わせて時間表現をしたいというのであれば、almost と quarter、half などを合わせて使い、「だいたい3時15分」のように言い表すと間を取った言い方になるかもしれませんね。

堂本秋次
実務翻訳者、プロマジシャン。英検1級、国連英検A級、TOEIC965を保有。大学時代は、ネイティブスピーカーの教授の指導のもと、言語学を専攻していた。医学、自然科学等を専門とする多芸多才な翻訳者。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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