学ぶとは、マネることである。

【レビュー】ドラえもんの英語おもしろ攻略 ゼロから始める英語:英語をはじめて勉強する小学生向けの学習漫画

      2017/05/21

これまで英語に全く触れたことがない小学生が漫画を読むことで、英会話の基礎を知ってアメリカの文化に触れることができる本です。

ドラえもんの英語おもしろ攻略 ゼロから始める英語 (別冊ドラえもんの学習シリーズ)

英語に初めて触れる子、まだ少ししか習っていない子向けの本

この1冊を読み終えると数字、曜日、時間など基本的なことが漫画を通して簡単に学べるように構成されているので、子供にとって初めての英語学習書として勧めることができます。

小学校で英語学習が始まったとはいえ、まだまだ実用的な英語を学ぶという目標からは遠い内容になっていることが多いです。初めて英語に触れたときに苦手意識を持つのではなく、英語って面白そうで自分も話したり、書いたりできるようになりたいというポジティブな意識を持つような体験をさせてあげることが必要です。

この漫画では、小学生が漫画を読むという楽しいことを通して英語の第一歩を踏み出せることが利点です。

とにかく話してみることを重視している

英語が話せないドラえもんとのび太くんがどこでもドアでアメリカに行って帰れなくなったところからストーリーが始まります。場所を尋ねたり、助けを求めたり身振り手振りを使ったり、絵を描いてみたりとあらゆる手段を使ってコミュニケーションを取ろうとしています。

身振り手振りで意志を伝えようとするのび太
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小学館『ドラえもんの英語おもしろ攻略 ゼロから始める英語』

英語の単語が分からないときは、普段日本でも使われているカタカナ英語を思いだして言ってみることもしています。お店やレストランに行ったときに、店員さんが英語で何を聞いているのか分からないときは、日本で同じ状況だったらどんなことを聞かれるのか思い出してみることで相手の言っていることを推測しています。

カタカタ英語で意思を伝えようとするドラえもん
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小学館『ドラえもんの英語おもしろ攻略 ゼロから始める英語』

この推測するというのは母語で自然に誰もがしていることなので、英会話の際にもこの力を伸ばす練習や考える力は重要です。英語の語句がわからないから相手の言っていることが理解できないと、考えることをやめるのではなく、その状況で相手がどんなことを言いたいのか推測しながら、これまでの自分の経験や学んだことを生かして理解しようとする姿勢が大切です。

アメリカの文化についても学び、外国への興味を喚起

アメリカの面積や人工、首都など基本的な情報から政治や歴史までイラスト入りでわかりやすく説明がされています。別のページにはニューヨークについても記載があります。英語という言葉に触れるだけでなく、違う国の文化(ここではアメリカ)に触れることは、子供の興味を引き出し英語学習への意欲につながります。

アメリカの基本情報、政治、歴史
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小学館『ドラえもんの英語おもしろ攻略 ゼロから始める英語』

興味を持って学習を続けていくのと、学校で科目の1つとして嫌々ながらテストや受験のために学習するのとでは、学習に伴う成果がかなり違ってきます。この漫画を通してアメリカの文化に興味を持てば、もっと英語を勉強しようと思うでしょうし、アメリカ以外の他の国のことについても、もっと知りたいという意欲につながるでしょう。

まとめ

  • 英語に初めて触れる小学生向けの学習漫画です。
  • 英会話では、分からなくてもどんどん話すことが大切です。
  • アメリカの文化について学ぶことで、外国への興味が喚起されます。
Tomomi
関西外国語大学卒の実務翻訳者。TOEICスコア985を保有。ビジネス文書からWebサイトまで幅広い分野の翻訳を手掛けている。読む、書く、聞く、話すの各技能はすでにビジネスレベル。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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