学ぶとは、マネることである。

現役医学生・諏訪部麻里子の『英単語奮闘記~国公立医学部医学科への道~』

      2017/02/01

実は大嫌いだった英単語暗記

教育熱心だった母を持った私が「英語」というものに触れたのは幼稚園の時でした。教育の一貫としてアルファベットはもちろん、かなり本格的な英語劇にも挑戦させていたような環境にいました。とはいっても、当時は「毎日繰り返し教えてもらったから覚えた!」というような感じで、その意味を理解していた訳ではなかったのだと思います。

小学校に上がってからは、英会話スクールや公文式の英語に取り組んでいました。英会話スクールではひたすら耳を鍛えさせられたこともあり、リスニングの点数のおかげで英語検定4級を小学校5年生の時に取得しました。公文式はG教材という、中学1年相当まで勉強しましたが、他の習い事との都合で辞めてしまいました。

英会話スクールでも「英単語を覚える!」という課題は多く出ていたのですが、なかなか覚えることができず、課題を放置していたようなところはありました。覚えられなくて、怒られて、他のクラスメートはできて・・・だから、面白くなくなってしまったのでしょう。そういう訳で、私は英単語暗記がとても苦手でした。

恩師直伝の「凡人のための正攻法暗記術」

とりあえず、英語だけはできていて医学部受験に損はないと判断した母に連れられて、個人経営の英語塾の門を叩いたのは小学校卒業目前の頃でした。恩師には13段の「英単語練習帳」を買うよう指示されました。よくアルファベットや簡単な英文を練習するために線が入っているノートのことです。いろんな段数がありますが、先生曰く、13段が字も適度に大きく書け、行間の余白量が適切なのだそうです。

サクラクレパス 学習帳 英習罫 13段 N191(10) 黄緑 10冊

まず、端っこを適度に折ります。そこに覚えたい単語を書きます。この時スペルを読み上げながら書く事が大事なポイントです。そしてその単語を、ノートの一行分、スペルを読み上げながら書いていきます。一単語書き上げるごとにちゃんと発音して和訳も言います。

例えば、「apple」という単語を練習したい時はひたすら「a-p-p-l-e apple りんご」と言いながら書いていく、という具合です。この時、既に書いた単語が少しでも目に入ると人間は「無意識にズル」をしてしまうそうなので、透けない下敷きなどで書いたものは隠します。そして、ノートに収録した単語は単語カードを作成してどこでも繰り返し見直せるようにしていました。

あらゆるところで出てきた英単語をこのノートや単語カードで練習していきました。塾で使っていた教材の一語一句もそうですし、中学や高校で配られた教科書の隅から隅まで、問題集やプリント教材もその対象でした。

塾では先生が教えてくださる文法や読解の授業、それに関する試験に加えて、学校の定期試験前には教材全範囲の和訳、それの英訳、その正誤を厳しくチェックされていました。英単語のスペルミスにあまり悩むことなく膨大な量を覚えられたのは、それをきちんとこなしていけていたからだなと思います。

自分で興味を持つようになってからは早かった

スパルタで仕込んでもらってからは自分から意欲も湧いてきて、学校や塾の教材以外にも手を出すようになりました。中学2年の頃、「どうせ英単語を勉強するなら他の能力も鍛えたい!」と欲も手伝って、Z会出版の「速読英単語 必修編」をCD付きで買いました。Z会系の単語帳は適当な文量の文章と単語をセットで覚えていく形式が多く、速読の練習にも使っていました。

速読英単語1必修編[改訂第6版]

CDはただリスニング目的で使うこともあれば、文章ページのディクテーションにも使用していました。Z会出版はレベルや目的別でいろんな単語帳を出版していたので他のも多く使っていました。最終的に愛用したのは、単語のレベルと文章量がマッチした「リンガメタリカ」と、速読用として利用した「速読英単語 上級編」でした。

話題別英単語リンガメタリカ[改訂版]

英作文対策とリスニング対策も意識して買った単語帳は鈴木陽一著の「DUO 3.0」でした。こちらは、ネイティブな使い方を意識した「自然な英語」を練習できます。CDで復習することも可能です。これは今でも愛用しています。この他、英語検定3級、準2級、2級を受験した時は旺文社の参考書を店頭で読んで「好きだな!」と思った教材を購入していました。

DUO 3.0

おわりに

私は今でも物覚えがいい方では決してないので「ゴリゴリと一つずつ確実に」するのが1番の突破口だったのだろうと思います。かえって「コストパフォーマンス」だとか、「電子化」だとか考えなかったのも良かったみたいです。現に、私の勉強法を「時代遅れだ」と散々言っていた人たちに英語の試験で負けたことはありませんでした(笑)

「暗記は無理」だとか、苦手意識さえとれればどんどん意欲的になっていくものではないかな、というのが私の感想です。皆さんも楽しく英語学習できますように!

諏訪部麻里子

国立大学医学部在学中。大学入試でセンター試験、二次試験をほぼ満点で通過した異次元級の英語力を持つ。医学の勉強のかたわら、さらなる高みを目指して英語の研鑽を積んでいる医学系女子。
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